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Artist Statement
私は、子供の頃から切り絵が大好きで時間がたつのを忘れて、夢中で遊んでいました。
私は、大人になった今でも、切り絵という手法で表現する事に、尽きることのない魅力を感じて創作を続けています。 紙の手触りや切る感覚、そして一枚の紙が切ることによって様々な表情に変化していくプロセスは私を魅了して止まないのです。


私は、まず切り絵にする下絵を描きます。この下絵を描く時間は、紙を切る時間よりも多くの時間 をかけます。黒と白のバランスや構成、線の強弱を意識して描きます。黒い用紙に下絵の紙を重ね て、四隅をテープで止めます。2枚分の紙を下絵に沿って切り進み、切り絵を完成させます。 多くの人は切る作業は緊張する作業だと思うようですが、私にとって切る事は喜びに満ちた解放感 を感じる作業です。 例えて言うなら、下絵を描く事は作曲し楽譜を書き起こす事で、切る事は作曲した曲を演奏する事 に似ています。集中して作り上げた曲を確認しながら楽しみながら演奏する感じです。


私は、シンプルな構図でエネルギーを際立たせる事を目指しています。 私の作品のモチーフは生物からインスピレーションを受ける事が多くあります。 私は生物を観察し、生命エネルギーを表現する様に描いていきます。 切り絵で使用する黒と白という相反する色は、生命が持つ力強さと繊細さ、輝きと暗さといった相 反する生命の要素を表現する事を際立たせます。 そういった生命のもつ相反する要素の組み合せが生命エネルギーだと思っています。私は切り絵に よって生命エネルギーと美を表現したいと思っています。